◎趣旨(事業実施の背景など)

 前橋に新しい美術館が誕生し、市民がアートに注目し、芸術文化の発展に期待している。現在の前橋の市街地は空洞化しているが、新しく誕生した美術館は疲弊した街や人に活気を取り戻す希望を見せます。前橋市にある群馬大学として、このチャンスを見逃せない。アーツ前橋は、「創造」「共有」「対話」の3つの理念、即ち「市民参加」をミッションに掲げた。それは与えられた文化の享受ではなく、アートによる対話を通して多文化共生し、文化を発信できる市民の育成を目ざしています。
 群馬大学(茂木ほか)はアーツ前橋の基本構想の立案から関わり、特にプレ事業として実施してきたアートスクール事業を支援し、アートを市民に拓き、市民参加を核に地域文化をリードする役割を果たしてきました。地域アートプロジェクトには地域と人やものをアートでつなぐコーディネータ&ファシリテータの育成が不可欠であり、本事業はその育成プログラムを企画・実施・評価できる人材育成を目的とします。アーツ前橋はその名のごとく美術だけでなく、音楽・ダンス・演劇の他、人の生活そのものをアートとして捉え、衣食住に関わる地域アートプロジェクトを実践していいます。さらに近年重要性を増してるインクルーシブな社会へアートが貢献できること(障害者対応)も踏まえて、本企画は地域資源を核にさまざまなアーツプロジェクトを実践を通して学び、企画・運営できる人材の育成とそのプロジェクトを受容できる学生・市民・学校教員の文化力の向上と参加へのマインドの形成を目的とし、特に総合大学の中の教育学部の特色を活かし、学校連携を運営できる人材育成にポイントの1つを置きます。

◎文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業について

事業の目的
 大学の有する教員,教育研究機能,施設・資料等の資源を積極的に活用したアートマネジメント(文化芸術経営)(※)人材の養成プログラムの開発・実施を補助し,開発されたプログラムを広く他大学等に周知・普及させることで,我が国の文化芸術の振興を図ることを目的とします。
※ アートマネジメント(文化芸術経営)とは,劇場,音楽堂等の文化施設,美術館・博物館,文化芸術団体等において,芸術家の創造,文化芸術を享受する鑑賞者を中心とする地域社会,及びそれらを支えるリソースとの連携・接続を図ることにより,文化芸術の作り手と受け手をつなぐ役割のことを指します。(いわゆるファシリテータの役割も含みます。)
また,アートマネジメントを担う人材に求められる能力としては,文化芸術に関する幅広い知識を持ち,芸術の受け手のニーズをくみ上げ,魅力的な公演・展示を企画する能力,文化芸術の価値を地域や行政にわかりやすく説明する能力,公演・展示の実施に必要な資金獲得,営業・渉外交渉等の業務を行う能力などが挙げられます。(H27年度募集要項より)
文化庁のHP

◎「まえばしアートスクール計画」について 

 “現代はアートの時代だ”(R.シュタイナー)  
 この現代の多元的共生社会を覆う複雑な問題群はアートの力によってしか解決はできない!アートは私たちを拘束している既存の仕組みを批判し,はみ出す力 を与えてくれる。同時に,アートの学びはばらばらになった思考や身体をつなぎ直し,全体性を恢復させ,私たちが今,ここにいるという確かな感覚を呼び起こ す。
 前橋をもっと創造性豊かでアートなまちに変えていきたい。名づけて「まえばしアートスクール計画」。学校のアート教育が衰退していく今,前橋のまちに アート教育の機能をもたせ,フォーマル教育(学校など)とインフォーマル教育(日常の学び)をアートでむすびながら,教育そのものをアート化していく。そ れは,前橋のまちのひと・もの・ことがアートで包摂され,アートから遠い人たちも巻き込んでいくインクルーシブアート教育である。「アートスクール」には 「アートの学校」の他に「アート派」という意味もある。私たちは「アート派」として,アートの多様性を活かして生きていく人を育てたい。「まえばしアート スクール計画」は,アーツ前橋と群馬大学が中心になって,市内の学校,文化施設,高齢者介護・障害者施設,アーティストなどと連携しながら、子ども,高齢 者,障害者,多文化などのアートから遠い人をアートで包摂していくプロジェクトである。私たちはアートの教育/学習を表現として発信していく,このプロ ジェクトを通して,地域コミュニティの問題と対峙できるアートマネジメント人材を育成していく。
 

□事務局:群馬大学教育学部美術教育講座・茂木研究室 事業担当:中島
□問い合わせ先:〒371−8510 前橋市荒牧町4−2
 
FAX:027−220−7310
email:gundaiart2015@gmail.com

2015/4/30 詳しくはこちら

HOME > NEW PROJECT(BUNKAH215-2)